行政書士試験は、一般的にはいわゆる難関資格とみなされています。例年の合格率はおおむね10~15%程度で推移し、予備校に通いながら2~3年をかけて合格した人も珍しくありません。
しかしながら、必ずしも独学が不可能という試験でもありません。適切な勉強方法と時間を確保すれば十分合格が狙える試験です。
ここでは、独学で試験に挑む場合に問題になるであろう勉強計画のお話を。
スケジュール
私が行政書士試験を受けると決めた際、最初に考えたのは試験までの勉強のペース配分です。独学の試験勉強で最も問題になるのは勉強計画の立て方だと思います。試験科目やそのボリュームがわからない状態では、計画の立てようがありません。
そこで、私はまず大手資格予備校のカリキュラムを参照することにしました。予備校のカリキュラムではどの科目・分野を何回の講義で取り扱うかのスケジュールが緻密に組まれていますので、それをベースに勉強計画を考えました。
とはいえ、この時点では詳細な日程まで決める必要はありません。どうせ予定通りには進みませんし、あんまりガチガチにしてしまうとうまくいかなかったときに気持ちがもたなくなります。2週間くらいの予備期間を設けるつもりで、「この週はこの範囲」というざっくりとした進捗目標を定めておけばOKです。
ちなみにLECのカリキュラムでは2~3月に入学後8月までに試験範囲の学習を終え、模擬試験が始まるスケジュールとなっています。ただし、憲法や基礎法学についてはWEBやDVD講義による自主学習にゆだねられていますから、その部分は行政法や民法の合間に組み込んでゆくことになります。
私もそれにならって8月までに一通りの学習を完了し、市販の模擬試験に取り組み始めるスケジュールを考えました。
勉強時間
次に、勉強時間です。行政書士試験に初学者が合格するためには、LECによれば600~800時間程度1必要となるそうです。予備校に通う人と同じように2~3月に勉強を始め、800時間の総勉強時間を目指すとするならば、1日平均3時間程度が目安になるでしょう。
私は勉強時間の詳細な記録はつけていなかったのですが、3月半ばに勉強を開始し、試験が11月第2目の日曜日ですから勉強期間はおよそ8か月です。毎日3時間の勉強を8か月(仮に240日)継続したとして、合計は720時間です。実際には毎日ずっと勉強詰めだったわけではなく何もしない日もありましたが、おおむね順当な時間を費やしたと思います。
余談ですが、行政書士試験を3か月で短期合格したというような話がまことしやかに語られていますよね。上記の通り一般的には800時間程度の勉強時間を要するとされていますから、それを踏まえれば1日8時間以上は勉強時間を確保しなければならない計算です。仕事をしていない人や夏季休業中の学生さんなどであれば不可能ではありませんし、もともと法律の知識がある人なら勉強時間を短縮できるかもしれません。
挑戦するかどうかはご自身の生活スタイルと相談してください。
参考:【LEC公式】行政書士試験 講座|LEC東京リーガルマインド (lec-jp.com)
- 必要な勉強時間については諸説ありますが、多くの予備校で500~1000時間の範囲と考えられているようです。 ↩︎
